「力を争って勝つ」2016年2月28日
創世記32:22~28
ヤコブは策略を図り、兄エサウから長子の祝福を奪い取り、兄の報復を逃れるため叔父ラバンを頼ってハラン地に向かいます。20年間ラバンに仕える中、神はヤコブを祝福し非常に栄えさせたので、ラバンの息子たちは殺意を抱くほど彼を妬みます。その時、神はヤコブに語られました。「あなたの先祖の国へ帰り、親族のもとに行きなさい。私はあなたとともにいるであろう」(創世記31:3)
エサウと会うことになる日の前夜、ひとりの人がヤコブに現れ、戦いを挑んできます。ヤコブは厳しい現実からくる恐れ、旅の疲れなどから、戦う気力など残っていなかったのではと思われます。しかし、その人はヤコブに向かってきます。ヤコブはその人と朝まで戦い、そして勝利し、祝福を受けたのです。その人はヤコブに語りました「あなたはもはや名をヤコブと言わず、イスラエルと言いなさい。あなたが神と人とに、力を争って勝ったからです。」(創世記32:27~29)
0コメント